Moplusを使用して作られたアプリは何だ？

中国のバイドゥ(百度)が提供している
Androidアプリ開発キット「Moplus」。

このMoplusに重大なセキュリティ問題が発覚…


Moplusを使って開発されたアプリの全てが
悪意あるアプリとは限らないけれど、

Moplusの機能の一つに”バックドア”と呼ばれる、
侵入口を勝手に開いてしまう機能があり、

Moplusを使ったアプリケーションを動かすと、
Android端末に”ワームホール”と呼ばれる外部コンピュータから
容易に侵入できる穴(一種のバックドア)が作られるという…


このバックドア機能により、

・フィッシングサイトへの誘導
・任意の連絡先の追加
・偽のショートメッセージサービス（SMS）の送信
・リモートサーバーへのローカルファイルのアップロード
・任意のアプリをAndroid端末にインストール

これらのことが全て出来てしまうというのだから、
悪意あるアプリ作成者がこの機能を使っていたら…
と思うとゾッとする。

Moplusで開発されたアプリが何か？気になるところだ。




◆ バイドゥの日本語かな漢字変換ソフト「simeji」は？

前科ありのバイドゥ…

バイドゥが作った日本語かな漢字変換ソフト「simeji」は
以前、入力した文字列をバイドゥのサーバーにアップロードする
機能が備わっていて問題となった。


そのようなわけで、「simeji」は大丈夫なのか？
と思った人も多いと思うのだけれど、

Baidu本社が開発したSDK「 #Moplus 」に関する報道が一部ございましたが、
バイドゥ（Baidu日本法人）が提供する「 #Simeji 」については
本SDKは使用しておりません。

との発表があった。



◆ Moplusで開発されたアプリは何か？

このMoplus…

1万4112本のAndroidアプリが使用しているというのだから大変だ。

Moplusで開発されたアプリは何か？が一覧でリストアップされている
わけでもないし、

Googleもそれを把握しているとも限らない。

バイドゥが新しいバージョンのMoplusをリリースしても
古いバージョンのMoplusで作られたアプリはそのまま
残るわけだし、利用者がいちいちそこまで調べるのは難しい。

Moplusを使用したアプリは何か？一覧を調べるよりも
Android対応のウイルス対策ソフトでスキャンするのが一番なのかも…

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